先祖の供養-1

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第5章 先祖の供養

もしものために、お葬式の作法や知識について全て解説します

1.法要

忌明法要(満中陰法要)当日のスケジュール

法要の日に行うこと。

  1. 身内親戚集合
  2. 僧侶による読経、説法
    仏壇を新たに購入した場合は仏壇開きを(=開眼供養)先に行います。
  3. 墓参を行います。
    (新たに墓を建立した場合はこの日に墓開きを行う場合が多い)
  4. 納骨
    墓を建てたときには墓開き(=開眼供養)と一緒に納骨を行う事が多い。
  5. お斎(食事)
    最近は料理店で食事をすることが多くなってきました。

四十九日法要(忌明、満中陰)までに行うこと

1. 僧侶の手配(菩提寺への手配)
葬儀終了後日時を早めに決めておいた方が良い。
2. 法要会場の手配
人数を早めに掌握して、自宅で行うか、寺院、会館で行うかを決定し早めに予約すると良い。
一周忌、三回忌等年忌法要の方が早めに予約されるから早くしないと予約が取れない事があります。
3. 料理と引出物の手配
忌明法要に招待された人は、ご仏前を一万円前後包んできますので料理と引出物の予算はそれを基準にして余り下回らない方がよいと思います。
法要後の「お斎」は人気のある料亭は予約が取りにくいので要注意。
引出物は一家族に一組渡します。
費用は地方により、また、家々により千差万別です。
4. 法要招待状の発送
最近は招待状よりも電話で連絡をする場合が多い。
招待状で行う場合の例。
5. その他用意するもの
本位牌(黒塗り位牌、繰出位牌)・・・・葬儀の際に使用した白木の位牌は使用しない。
花(ご仏前に用意する)
供物(ご仏前に用意する)
6. 墓掃除
読経終了後墓所への参拝をし、納骨を行う。この場合、事前に墓掃除をしておくこと。
7. 仏壇の用意
新しく仏壇を購入した場合は開眼供養(仏壇開き)を行う。
仏壇開きのための引出物も忘れない様に(のし紙は開眼供養と記す)。
事前に前もって行う場合もある。
8. 納骨はいつ?
お墓を持っている場合は四十九日法要にあわせて行うことが多い。
四十九日までお墓が間に合わないときは他の法要の忌日(例一周忌、三回忌等)にあわせて行えば良いでしょう。
新しく墓を建てた場合は開眼供養を行います。
引出物も忘れない様(のし紙は開眼供養と記す)
9. なまもの
四十九日まではなまものを摂ってはいけないと言う仏教上の慣習がありますが、現在のライフスタイルには適合しておりません。
葬儀の日に精進落としを摂り(おとき)ますが、それを境にしてなまものを食しても良いという風に現代風に変化してきました。

法要の招待者

法事に招待するのは、基本的に葬儀に列席した人の中から招く。
祖父母、父母、兄弟、子供、孫、伯父伯母、叔父叔母、従兄弟兄弟姉妹、それに嫁方の父母、兄弟が対象となる。
どの範囲まで招待するかはこれからの冠婚葬祭でのつきあいがあるから真剣に考えなくてはならない。
四十九日、もしくは、一周忌は友人、知人を招待する場合もある。

2.法 要 の 種 類

法要の種類

骨揚げ以後の仏事の儀式は全て法要です。その中で代表的な法要は四十九日法要、初盆、一周忌等です。また、法要は別の呼び名があるので紹介します。

下表

☆忌日一覧
異名年忌、十三仏、十王対応表

初七日から七七日までの数え方

法要日の数え方は、亡くなったその日が1日目と計算し翌日が2日目・・・・と言うように『数え』で数えます。
曜日で例えますと、月曜日に亡くなるとその日が1日目であり、2日目が火曜日、3日目が水曜日・・・・。ですから初七日は日曜日となります。二七日も日曜日となります。
すると三七日も全部日曜日であり七七日(四十九日)まで同じ形となります。

何日目1日目2日目3日目4日目5日目6日目7日目
曜日月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日日曜日
関東中部逝去日初七日忌
関西逝去日初七日忌

注意:
関西では数え方が上記と違い亡くなる前日を一日目として数える場合が多いようです。
(関東・中部より忌日が一日早く来ます)

年回忌早見表

仏教の信仰

閻魔大王 初七日忌から7日ごとに忌日があるのは故人(死者)が生きている間の出来事を7日ごとに裁判にかけられます。
残された身内親族は故人が来世に生まれ変わるとき良い生まれ先を望みます。そのため忌日ごと(七日ごと)に集まって合掌読経します。
そしていよいよ七七日忌(四十九日)には裁判の判決が出ます。無事(極楽)浄土へ旅立つことが出来る様に身内親族が全員集まって合掌読経をします。(=忌明法要、満中陰)
裁判長は閻魔大王と言われています。

お逮夜

忌日の前夜は「お逮夜」ともいわれ、地方によっては初七日から七七日忌まで町内の人たちがお参りをしなければならない場合はお逮夜でこれらの法要を行う場合もある。

三月またぎ(三月掛け)

亡くなったのが月末に近いと四十九日法要が翌々月となりますが、地方によってはこれを嫌う地域があります。
この場合、三ケ月目とならない様に五七日法要(三十五日法要)を忌明法要とする。

慶事

四十九日までの中陰期間は死者の追善供養を行う期間です。できれば慶事ごとは控えた方が良いと思います。

主な忌日(七十七日忌以後)

1. 百ヶ日 四十九日が過ぎると少し一段落するが、次の一周忌に至る前に百ヶ日が来ます。
百ヶ日法要は異名年忌によれば卒哭忌(そっこうき)と呼ばれ亡くなった人の為に泣くのはこのあたりまでで、冷たいようですが悲しみも薄れてくる頃を指しています。
2. 一周忌
(満一年)
四十九日法要(忌明法要)のあとの大きな法要は一周忌法要です。四十九日法要と同規模の法要を営むと良いと思います。
一年も過ぎると悲しみの中ばかりで生活していると大変である。丁度、一年がたち、死についての問題を見つめ直す事が出来る時期である。
余り時が経ってしまうと死についての問題を再度見つめる事もできなくなってしまうので良い時期ではないでしょうか?
3. 三回忌
(満三年)
三回忌からは年数の数えかたが満でなく数えで数えます。即ち三回忌は満二年、七回忌は満六年、十三回忌は満十二年という具合である。五十回忌は満四十九年である。
4. それ以後の年忌 地方によっては二十三回忌と二十七回忌を行わないところもある。
三回忌を超えると年忌の間隔が長くなるが、毎年年忌法要を行うことは経済的にも非常に負担となるし、無しにする事も出来ないからこの形をとるようになり定着したと思われる。
七回忌
十三回忌
十七回忌
二十三回忌
三十三回忌
三十七回忌
5. 五十回忌(遠忌)
(満四十九年)
五十年を超える年忌法要は一般の人達では行われない。宗教人や歴史的に偉大な人のみの祀り事である。
6. 法要はいつがよいか 全ての法要について忌日が越えることはよくありません。必ず、忌日か忌日の前に行うようにしましょう。
7. 年回忌法要早見表

☆忌日一覧

異名年忌・十三仏・十王対応表

忌日異名年忌十三仏
初七日忌7日目所願忌(しょがんき)不動明王泰広王
二七日忌14日目以芳忌(いほうき)釈迦如来初江王
三七日忌21日目洒水忌(しゃすいき)文殊菩薩宗帝王
四七日忌28日目阿経忌(あきょうき)普賢菩薩五官王
五七日忌35日目小練忌(しょうれんき)地蔵菩薩閻魔王
六七日忌42日目壇弘忌(だんこうき)弥勒菩薩変成王
七七日忌49日目卒哭忌(そっこうき)薬師如来泰山王
百ヶ日忌99日目卒哭忌(そっこうき)観世音菩薩平等王
一周忌1年目小祥忌(しょうしょうき)静至菩薩都市王
三回忌2年目大祥忌(だいしょうき)阿弥陀如来転輪王
七回忌6年目遠波忌(おんばき)阿閤如来蓮華王
十三回忌12年目遠方忌(えんぽうき)大日如来慈恩王
十七回忌16年目慈明忌(じみょうき)胎大日如来
二十三回忌22年目大士忌(だいしき)金大日如来
二十七回忌26年目---
三十三回忌32年目冷照忌(れいしょうき)虚空蔵菩薩祇園王
五十回忌49年目-不二大日如来-
百回忌99年目一会忌(いちえき)--

お葬式の知識 Index

第1章

危篤から臨終まで(1)

第1章

危篤から臨終まで(2)

第2章

通夜・葬式の準備(1)

第2章

通夜・葬式の準備(2)

第2章

通夜・葬式の準備(3)

第2章

通夜・葬式の準備(4)

第3章

通夜

第4章

葬儀告別式・おとき(1)

第4章

葬儀告別式・おとき(2)

第5章

先祖の供養(1)

第5章

先祖の供養(2)

第6章

お仏壇の知識

第7章

お墓の知識

第8章

諸手続いろいろ

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