埼玉県秩父市の概要

秩父市は、埼玉県北西部、秩父地方に位置する人口約6･4万人。埼玉県内で最も広い市町村です。
埼玉県の自治体では唯一、南隣の東京都、北隣の群馬県、山梨県、長野県の４つの都道府県と接しています。

秩父山地に囲まれた秩父盆地の中央部に、中心市街地が位置しています。市域のほとんどが秩父多摩甲斐国立公園や、武甲・西秩父といった埼玉県立の自然公園に指定され、春の桜・秋の紅葉には観光客で賑わいます。荒川が、南西から北東に流れ河岸段丘を形成し、市の南東にそびえる武甲山では石灰石を産出し、露天掘りが行われています。

秩父市は、秩父地域・吉田地域・大滝地域・荒川地域の四つに大きく区分されています。

秩父市の葬儀場

＊公営斎場・秩父斎場（火葬場）

秩父市にある斎場・葬儀場の中で公営斎場は、秩父広域市町村圏組合事務局が運営する秩父斎場があります。

秩父斎場は、秩父市・秩父郡横瀬町・秩父郡皆野町・秩父郡長瀞町・秩父郡小鹿野町にお住いの方がご利用の場合、式場使用料が安価となります。
火葬炉４炉、葬祭室４室、通夜室１室からなる火葬場としてご利用の高い斎場・火葬場です。ご利用になられる方は、直葬の場合は秩父斎場のみのご利用となり、秩父斎場のみのご利用料金でおさえることが可能となります。
また、火葬を秩父斎場で執り行い、葬儀（お葬式）を隣接する民営斎場をご利用の場合は、火葬料とは別に民営斎場ご利用料金が発生いたします。いずれにしても、秩父斎場のご利用料金は公営料金となります。秩父市民の方は火葬を秩父斎場で執り行う方が多く、人気ある斎場・火葬場となります。


秩父広域市町村圏組合　秩父斎場
秩父市大宮５３６１番地２
秩父鉄道秩父本線大野原駅よりタクシー5分


＊民営斎場をご利用の場合

秩父市内には数十社が運営する民営斎場がございます。上記にもあるように、火葬を秩父斎場で執り行い、葬儀（お葬式）を他で執り行うという場合は、民営斎場をご利用になることになります。秩父斎場の付近には、民営斎場が設立されています。また、秩父市内という広域になりますとその数はさらに増えていきます。
秩父市に在住の方以外が秩父斎場をご利用した場合は、隣接する民営斎場をご利用になる場合と故人がお住まいであった地域での民営斎場をご利用になる場合がございます。
秩父斎場で火葬を執り行い民営斎場をご利用の場合は、移動に霊柩車・バス等の料金が発生してまいります。

秩父市の葬儀の風習

＊紅白の水引

訃報を知り、喪家に弔問に行くときやお通夜に持参するのがお香典です。通常、お通夜・お葬式の香典袋は白黒の水引に「ご霊前」といたしますが、秩父市などの地域では、お香典に紅白の水引をかけ「お見舞い」の表書きを用いた袋を用意することがあります。これは何もおめでたいという意味ではなく「入院中はお見舞いに行けず申し訳ありません」という意味を持ち「今になってしまいましたがどうぞお受け取りください」というご遺族への気遣いが込められているのです。
しかし、この風習は秩父地方に限られていますので、他の地域の方は大変驚かれます。秩父市などの秩父地域の方が他地域のご葬儀に紅白の水引をご持参した場合は、受付の方に一言「秩父市の葬儀の風習」であることをご説明する必要があります。


＊返礼品にキャラメルや飴

秩父市などの秩父地方では、お金のかわりという意味で返礼品の袋の中にキャラメルや飴が入っています。
昔、葬儀の時“じゃらんぽん”という棺をかついだ葬列がドラを“じゃらん”と鳴らしながら、葬儀を執り行うお宅の庭を回る儀式がありました。その時に形見分けと称し、お金を撒いたそうですが、現代では、キャラメルや飴になり返礼品の袋に収まっているのです。


＊うどん粉の枕団子

故人には、まず枕団子と一善飯（いちぜんめし）をお供えします。この枕団子は、上新粉で作るのが一般的ですが、秩父市などの秩父地方ではうどん粉を使うことがほとんどです。また、枕団子をゆでた煮汁で一膳飯のご飯を炊きます。このときは、使い古した鍋を使い、屋外で炊くことになっているのが秩父市などの秩父地方の葬儀の風習のひとつです。しかし、現代では枕団子も葬儀屋/葬儀会社を通した業者に依頼することが多いので、一概にうどん粉の枕団子とは言えないようです。


＊葬儀のあとの寺送り

秩父市などの秩父地方では、葬儀が終わると「寺送り」という風習があります。住職がお寺へ到着するころを見計らい、親族数名でお寺へ伺います。お寺では、本堂に読経、位牌堂での読経に参加いたします。
この読経は、ご本尊様とお寺に眠っている方々へのご挨拶とされています。


＊最後のお念仏

秩父市などの秩父地方では、葬儀、精進落としのあと、最後に＜お念仏＞というものがあります。お念仏は、隣組の方々が中心となって執り行います。鐘をたたき「十三仏」とか「南無阿弥陀仏」などの念仏をそれぞれ7回、または13回行うという風習があります。


＊白い三角布のかんむり

秩父市などの秩父地域や埼玉の北部地域では、参列者全員に小さな「金剛杖」が配られ、それを手に持って参列します。男性の参列者には、額につける白い三角布が配られ、それを身に着けて参列します。この三角布は、映画やドラマでも見たことのある幽霊役の人が身に着けているもので「かんむり」と呼ばれています。
かんむりや金剛杖、この死装束の一部で、故人と同じ格好をすることになります。
「故人への引導が渡され川途の川を渡るところまでは、私たちも故人と共に見送りますが、そこから先はお一人で旅立ってください」という、お別れと旅立ちの意味がある葬儀の風習となります。
秩父市などの秩父地方の現代のご葬儀では、金剛杖は省かれているようですが、白い三角布の「かんむり」の風習は、残されているようです。また女性は、わらのかんむりをつける事もあります。

秩父市での葬儀屋/葬儀会社選び

一口に葬儀といっても、どのご葬儀も同じとは限りません。その地域によって差があります。古くからの風習が残され継がれていく葬儀事情は、各地域・各家庭で違ってまいります。現代は、ご葬儀を執り行う場合、葬儀屋/葬儀会社を通して執り行うことが一般的です。秩父市にお住まいの方がご葬儀を執り行う場合、上記のような秩父市などの秩父地域の葬儀の風習は、葬儀屋/葬儀会社とのご相談でお決めになることになります。（お香典を除く風習）

ご葬儀を依頼する葬儀屋/葬儀会社によっては、ご遺族のご希望をお聞きにならない不親切な葬儀屋/葬儀会社も中にはございます。何でも相談ができ、ご遺族のご希望に沿ったご葬儀を提供していく葬儀屋/葬儀会社をお選びになる事が大切です。

安心できる葬儀ガイドでは、ご遺族に対して親身になり、誠心誠意を尽くしてくれる葬儀屋/葬儀会社をお選びになることをお勧めいたします。
安心できる葬儀ガイドでは、24時間、365日、いつでもご相談者様のご要望に沿った葬儀屋/葬儀会社選びの対応をしております。

ご相談者様のご要望に沿った葬儀屋/葬儀会社の中から数社をピックアップしていき、その中から最適な葬儀屋/葬儀会社の選定をサポートしてまいります。葬儀に関する疑問・不安等、どのような事でも葬儀に関するご相談等がございましたらお気軽にご連絡下さい。

安心できる葬儀ガイドのフリーダイヤル＜0800-000-2449＞